髪の毛には毛周期（ヘアサイクル）というものがあり、AGAになると、この毛周期が大きく乱れて、髪の毛が長くて太いものに生え変わる前に抜け落ちてしまうのです。

AGA研究員

ここでは毛周期に関して詳しく解説します。あなたの抜け毛サイクルを徹底分析していくために、ぜひ参考にしてみてください。

毛周期とは

毛周期（ヘアサイクル）とは、一定のサイクルで髪の毛が生えたり抜けたりする流れのことです。毛周期は、成長期⇒退行期⇒休止期という流れになっています。毛周期のサイクルでは成長期が一番長く、全体のおおよそ9割を占めます。毛周期はだいたい2年～6年ほどのサイクルとなっており、休止期間の2ヶ月～3ヶ月の間に髪の毛が抜け、そして、新しい髪の毛へと生え変わるのが特徴です。男性と女性とでは若干成長期に違いがあり、男性の場合は成長期が2年～5年、女性の場合は成長期が4年～6年というケースが多いです。平均的に女性のほうが成長期が長く、毛母細胞が活発で髪の毛が成長しやすいのが特徴です。

毛周期が乱れで起こる現象

退行期は非常に期間が短く、おおよそ2週間～3週間程度しかありません。退行期は、毛母細胞が寿命を迎えて細胞分裂が減り、髪の毛が成長しなくなる時期のことを言います。毛周期にはこれらのサイクルがあり、髪の毛を成長させていくのです。
しかし、この毛周期が乱れてしまうと、成長期の期間がかなり短くなってしまい、髪の毛がしっかりと成長する前に抜け落ちてしまうことになります。正常な状態だと、2年～6年かけて髪の毛を成長させていくことができますが、AGAだと成長期の期間が1年未満となってしまうことも多くあり、髪の毛が成長できず細く短い髪の毛となってしまうのです。それにより、毛周期が乱れると薄毛になるのです。

AGAと毛周期の関係

成長期では本来、髪の毛が成長し続け、太くて長い毛に成長する時期なのですが、これがAGAによって乱れてしまうことがあります。AGAになると、何かしらの原因で毛周期が乱れて狂ってしまい、成長期が極端に短縮されます。その結果、薄毛になってしまうのです。毛周期が正常だとそのようなことが起こらないのですが、AGAによって毛周期が乱れ、薄毛になってしまう方々がとても多くいます。個人差こそありますが、私たちの髪の毛は平均で10万本と言われています。そして、１日に50～100本程度の髪の毛が抜けるのです。それでも、新たに生えてくる髪の毛も同じくらいあるために、髪の毛が50～100本程度毎日抜けても問題ありません。
ですが、AGAにより成長期の期間が短くなってしまい、抜け毛の本数が増えることで生え変わる髪の毛が追いつかなくなり、薄毛となるのです。ですので、毛周期が乱れると、それを元に戻さない限りは、薄毛が治りません。これにより、世の中には薄毛で悩む方々が非常に多いのです。

抜け毛の原因

もし、あなたが抜け毛の量が明らかに多いという方でしたら、それはAGAが原因で、成長期の期間が短くなり、思うように髪の毛が成長できていない可能性があります。また、抜け毛もよく確認してみてください。細くて短いものが多いという場合は、注意が必要です。AGAにより髪の毛がしっかりと成長できず、成長できないまま抜け落ちている可能性が高いでしょう。毛周期が乱れると、サイクルが早まってしまいます。それにより、成長期に髪の毛を十分に成長させることができず、細くて弱々しい髪の毛しか残らないので、地肌が透けて見えるということになるのです。髪の毛の本数自体はそこまで変わらなかったとしても、1本1本の髪の毛が細くて短ければ、その分薄毛に見えてしまいます。

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