髪の毛の正しい洗い方を伝授


最近髪がパサついて、抜け毛が気になる・・・

髪の毛を健やかに美しく保ちたい、抜け毛を予防したいと思うなら、頭皮を意識してシャンプーすることが重要です。

毎日しっかり洗っているつもりだけど、できていないということでしょうか?

実際のところ、何気なく行っている毎日のシャンプー、リンス、トリートメントも正しくできている方は少ないと言われています。そこで今回は、頭皮のための髪の毛の正しい洗い方を詳しくお教えしたいと思います。
目次
シャンプーの役割
みなさんはシャンプーの役割って、ご存じですか?
そもそも、シャンプーは髪の毛を洗うことが本来の役割ではありません。
髪の毛についた汚れやほこり、スタイリング剤などを落とすことだけでなく、頭皮をきれいすることが役割なんですね。
シャンプーで頭皮を清潔に保ち、頭皮環境を整えることで、抜け毛が減り抜け毛防止につながります。
頭皮の下には毛母細胞があり、細胞分裂を繰り返しています。細胞分裂が正常に行われないと、髪の毛が伸びていきません。頭皮は他の体の部位より、皮脂腺や毛穴が多くあり、新陳代謝も活発だと言われています。そのため、皮脂や汗を大量に分泌していますし、髪の毛で被われている分ムレやすい状態になります。ムレた状態が続くと、皮脂が酸化し毛穴が詰まることも。また、肌荒れやかゆみ、フケ、炎症などが起きることもあります。そういったトラブルの多い頭皮では髪の毛が健康に育たず、抜け毛の原因にもつながります。
つまり、抜け毛を予防し健康な髪の毛を育てるには頭皮に気を配ったシャンプーを行い頭皮環境を整える必要があるわけですね。
リンス、コンディショナー、トリートメントの違い
ほとんどの方はシャンプーが終わったら、リンスやコンディショナー、トリートメントをつけると思います。では、この3つの違いについてご存じでしょうか?
実際のところ、これら3つのはっきりした定義は決まっていません。ただ、一般的な定義ではリンスとコンディショナーは同じとされており、トリートメントは別物とされているようです。リンスやコンディショナーは髪の毛の表面を保護するもので、トリートメントは髪の毛の内部まで浸透しダメージを修復する役割を持ちます。そのため、特に髪の毛が傷んでいない方はリンスかコンディショナーを、髪の毛がパーマやカラーで傷みがちな方はトリートメントを使うといいでしょう。
頭皮にいいシャンプーの選び方
では、頭皮にいいシャンプーとはどういうタイプのものなのでしょう。
よく、「スカルプシャンプー」と名づけられたものが売られていますが、スカルプ=頭皮という意味で、自分に合うものを選んでいただければ頭皮ケアに最適です。
また、アミノ酸界面活性剤を配合したシャンプーは頭皮ケアに適しています。そもそも、界面活性剤とは2つの違う物質を混ぜ合わせるものを混ざるようする洗浄成分のこと。台所用洗剤や洗濯用洗剤にも界面活性剤が含まれています。アミノ酸系なら頭皮に負担がかからず洗浄成分が強すぎないので、髪の毛にも優しく、頭皮ケアを行うには界面活性剤がアミノ酸系のものが良いとされています。
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頭皮のためのシャンプーのポイント

では、シャンプーする際、どういうポイントをおさえておけば頭皮にいいのか、見てみましょう。
指の腹で洗う
シャンプーする際、どうしても爪で頭皮を洗ってしまうと思いますが、頭皮のためには指の腹で洗うのがポイントです。
爪で洗うと頭皮に傷がつき、お肌のトラブルの原因に。
かゆいと爪で洗いたくなりますが、絶対にやめましょう。
ゴシゴシ洗わない
夏場など、汗や皮脂の分泌が多い時期だと、しっかり汚れを落としたいからとゴシゴシ洗ってしまうと思います。
でも、皮脂もある程度必要で皮膚をバリアする役割を持っています。
つまり、皮脂分泌が多いということは頭皮環境悪化の証拠。
シャンプー法を間違うと、さらに皮脂分泌がさかんになってしまいさらに頭皮環境が悪化してしまいます。ゴシゴシと強くこすらず、優しく頭皮を洗ってあげましょう。
では、「優しく」とはどのくらいの強さを指すのでしょうか?人それぞれとらえ方が違うと思います。分かりやすいイメージだと、美容室に行った時を思い出してみるといいでしょう。シャンプーしてもらう時、美容師さんは爪で頭皮を洗ったりしませんよね。お湯も適温で、ゴシゴシと洗ったりもしません。
つまり、頭皮に優しいシャンプーを目指すにはプロを参考にするのがオススメなんですね。
回数は1日1回まで
では、シャンプーの回数はどのくらいがベストかというと、1日1回がベストです。夏場など「どうしても1回だと気持ち悪い…」という時だけ、2回まで洗ってもいいでしょう。ちなみに、シャンプーの時間は夜がベストです。1日の汚れを寝る前に落としておかないと、毛穴に汚れが詰まってしまうからですね。
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頭皮のためのシャンプー、リンス、トリートメント法

では次に、頭皮のためのシャンプー、リンス、トリートメントの流れを見ていきましょう。
正しく行って、頭皮の皮脂や汚れをしっかりと落とし、頭皮環境を整えましょう。
お湯で予洗い
ほとんどの方は髪の毛をお湯でしっかりと流した後、シャンプーしていないと思います。実はこれが非常に重要で、しっかりとお湯で予洗いすることが大切なんですね。
ほとんどの汚れはお湯だけで落ちると言われており、これを行っておくことでシャンプーの量を少なくできます。
シャンプーを手の平で泡立てる
次に、シャンプーを手の平に取り十分に泡立てましょう。
いきなり、髪の毛につけてはいけません。
量は500円玉程度、しっかりと泡立てていきます。
この時、洗顔用ネットなどを使うときめ細やかな泡ができますよ。
頭皮をマッサージするように洗う
しっかりと手の平で泡立ったら、シャンプーを髪の毛につけ頭皮を優しくマッサージ。
上で書いたとおり、爪を立てずに指の腹で優しく洗っていきましょう。
汗や皮脂、スタイリング剤などが多くついている時、泡立ちが悪いことがあります。
その時は一度すすいだ後、再度泡立て洗っていきましょう。
よくすすぐ
頭皮や髪の毛にシャンプーが残らないよう、ぬるま湯でしっかりとすすいでいきます。
頭皮に優しく洗浄成分の弱いシャンプーでも、髪の毛や頭皮に残っているとトラブルの原因になることも。
しっかりと洗い流すことが大切です。
リンス、コンディショナー、トリートメントをつける
シャンプーを洗い流したら、リンス、コンディショナーもしくはトリートメントをつけていきます。 この3つの違いについては上でご紹介したとおりです。 その日の髪の毛の状態によって、お好みのものを選びましょう。
リンスやコンディショナー、トリートメントを手に取ったら、しっかりと伸ばし髪の毛になじむようにします。
注意したいのはこれらは髪の毛を保護するためのものなので、頭皮につけないこと。
頭皮についてしまうと毛穴のつまりの原因になることも。
あくまでも毛先を中心につけていきましょう。
ベストなつけ方としては両手の指の間に髪の毛をはさみ、根本よりやや上から毛先に向かって伸ばすもの。
この時、強く伸ばしすぎると髪の毛が引っ張られ根本に強く負担がかかってしまうので要注意。
また、髪の毛に摩擦がかかる可能性も。ゆっくりとていねいに伸ばしていくことが大切です。
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しっかりとすすぐ
シャンプー同様、リンス、コンディショナー、トリートメントについても、しっかりとすすいでいきます。 残ったままだと頭皮のつまりの原因になるため、丁寧にすすいでいきましょう。
頭皮と髪の毛をしっかり乾かす
髪の毛を洗い終わったら、すぐにドライヤーを当てるのはNG。
まず、清潔なタオルで髪の毛を挟むようにして水気を取っていきましょう。
ある程度水分が取れたら、ドライヤーを当てて乾かしていきます。
この時、ドライヤーと髪の毛を近づけ過ぎるとダメージの原因になるため、適度に離して当てましょう。
頭皮が長時間濡れたままだと、ムレてしまいフケやかゆみの原因になります。
できるだけ短時間で乾かすようにしましょう。
リンス、コンディショナー、トリートメントを使う時のポイント

では、リンスやコンディショナー、トリートメントを使う時、頭皮や髪の毛を傷めないためのポイントってあるんでしょうか?
しっかりと洗い流す
リンスやコンディショナーなどを使う目的は髪の毛の保護ですが、頭皮を傷める成分が配合されています。 シャンプーのほとんどはアルカリ性で、これによりシャンプー後の髪の毛のキューティクルが開いてしまうため、酸性のリンスやコンディショナーで中和しなければなりません。
また、リンスに含まれる有効成分であるシリコンやポリマーなどが髪の表面につくことで、髪を保護するわけですね。 ただ、髪の表面を保護するポリマーが頭皮につくと毛穴をふさいでしまうため、抜け毛や薄毛の原因になることも。 しっかりと洗い流さないと、頭皮に悪い成分が残ってしまうため要注意です。
まんべんなくつける
髪の毛をつやつやにしてくれるトリートメントですが、どうしてもつける部分がかたよりがちです。
髪の毛全体にまんべんなくつけるようにするため、手ぐしや目の洗いくしなどを使って髪の毛全体にいきわたるようにしましょう。
特に髪の毛の長い方は毛先にいきわたるよう、もみこむようにしてください。
上でも書いたように、頭皮につくと毛穴がつまってしまうのでつけるのはNGです。
また、トリートメントを放置する時間は商品の表示通りにすることが大切です。
長時間放置しても効果が高まることはありません。
まとめ

頭皮のためのシャンプー、リンス、トリートメントなどの使い方についてまとめてみました。
毎日何気なく使っているシャンプーやリンスですが、使い方を間違うと頭皮に悪影響が及び、抜け毛や薄毛の原因になることも。
正しい使い方でいつまでも健康で艶やかな髪の毛をキープしてください。
また、抜け毛や薄毛予防にもお役立ていただければと思います。

