男性女性問わず、薄毛に悩む方は多いと思います。どうすれば薄毛対策ができるのか分からないまま、どんどん薄毛が進行し深刻な状況にならないよう、何か対策を取りたいもの。

AGA研究員

そこで、今回は薄毛が気になり出したら絶対にやるべき10の対策をお教えしたいと思います。

では、どうすれば薄毛の進行を食い止めることができるのか、具体的な対策をご紹介しましょう。

シャンプーの選び方に気をつける

普段何気なく選んでいるシャンプー。ほとんどの方はシャンプーの回数に気を使っていると思いますが、大切なのはシャンプーの選び方。自分の髪の毛に合ったものを選ぶ必要があります。
では、どうすれば自分の髪の毛に合っているかどうか、見極められるのでしょうか？シャンプーした直後と次の日の朝、その夜それぞれで髪の毛がベタつきや、不快な感じがなければ、自分の髪の毛に最適なシャンプーだと判断できます。逆に、ベタベタしたり、不快感があれば合っていない証拠です。別のシャンプーに変えた方がいいでしょう。

正しくシャンプーする

薄毛が気になり出したら、シャンプーの仕方に注意が必要です。みなさんはシャンプーをつける前に十分に髪の毛を濡らして洗い流していますか？まずは予洗いを行い、ほこりや汚れを落としておくことが大切なんですね。
予洗いの後、手の平で十分にシャンプーを泡立て、髪の毛につけますが、爪で洗うのではなく指の腹を使ってマッサージしながら頭皮を洗っていきましょう。爪で洗ってしまうと頭皮を傷つけてしまうからです。
髪の毛全体を洗ったら、ぬるま湯ですすいでいきますが、ただお湯をかけるのではなく頭皮から泡を流すような感じで指を髪の毛の中に入れてすすぎます。泡が残りがちな耳の後ろや襟足、生え際などは特に注意しましょう。鏡があるなら、完全に泡が洗い流せたかどうかチェックするといいでしょう。
シャンプーが終わってそのままだと、髪の毛の表面にあるキューティクルがむきだしのままになるので、リンスやコンディショナー、トリートメントなどをつけましょう。これらをつける時も直接髪の毛につけるのではなく、いったん手の平に取ってつけていき、洗い流す時は完全に落ちるまでしっかりと行います。特に頭皮に残らないよう気を付けてください。
シャンプーは日に何度も行った方が頭皮や髪の毛が清潔に保てていいと思っている方がいますが、そうではありません。シャンプーは日に1度までにしておきましょう。洗いすぎると頭皮が乾燥してしまい、薄毛が進行することに。日に何度もシャンプーする必要はありません。

きちんと乾かす

シャンプー後そのままの状態でいると、頭皮は湿気が高い状態に。湿気が高い状態が続くと、雑菌が繁殖してしまい、頭皮の環境が悪くなり薄毛が進行する可能性があります。そのため、シャンプーが終わったら髪の毛だけでなく頭皮までしっかりとタオルドライし水分を取り除きましょう。
タオルドライする時はゴシゴシするのではなく、優しくポンポンと水分を取り除くことが大切です。こすってしまうと摩擦によって髪の毛が切れてしまったり、頭皮を傷つけることがあるからです。また、濡れている髪の毛というのは髪の表面のキューティクルが開いたままです。キューティクルが開いているまま、枕と髪の毛がこすれ合うと摩擦で傷んでしまいます。そうすると、ちょっとした刺激で引っかかったときに抜けてしまうことが増えるので、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。

頭皮マッサージ

また、薄毛対策にオススメなのが頭皮マッサージ。薄毛を防ぐには頭皮の血行をよくすることが大切です。頭皮の血行が悪いと、血液の栄養分が髪の毛に行き届かなくなります。頭皮マッサージを行って、血行を促進ししっかりと栄養分が行き届くようにしましょう。
ここでは薄毛に効果的な頭皮マッサージの方法をお教えします。

たったこれだけで簡単にセルフで頭皮マッサージが行えます。頭皮マッサージを行うことで、頭皮の血行が促進されリラックス効果も得られます。仕事や家事、育児などのストレスをリセットするためにも、毎日の頭皮マッサージをオススメします。

適度な運動

適度な運動も薄毛対策にオススメですが、「適度な運動ってどんなもの？」と思われる方もいるでしょう。適度な運動とは軽い有酸素運動で、たとえばヨガやジョギング、ウォーキングなどがそれにあたります。軽い有酸素運動を行うことで、血行が促進され体が温まり栄養が頭皮に行き届きやすくなって内臓の動きも活発になるため、頭皮環境がよくなるといわれています。
また、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成が抑制される効果も期待できます。ただ、適度な運動を行う際に注意したいことがあります。それは正しい呼吸法で行うこと。息を止めないように正しいタイミングで呼吸し、体を動かすことによって薄毛への効果が変わってきます。

また、運動を行う時にあまり厳しくルールを決めてしまうと、逆にストレスになってしまうことも。たとえば、毎日〇㎞歩く、〇分歩くなどとルール化してしまうと、疲れた日や雨の時でも絶対に歩かなくては…となってしまい、ストレスになることも。
そのため、週に〇日以上、気候や体調に合わせて行う、などと決めておけば、運動できなかった時もストレスにならず薄毛対策になると思います。リラックスして運動を行わないと意味がないということですね。

暴飲暴食はやめる

暴飲暴食と薄毛とは無関係のような気がしますが、実際は深く関係しています。暴飲暴食を続けていると、頭皮の皮脂分泌が盛んになり、皮脂をえさに繁殖する雑菌が増殖し炎症が起き、髪の毛に栄養分が行き届きにくくなり薄毛の原因になります。
そのため、栄養バランスの取れた食生活を心がけるようにし、なるべく外食はやめましょう。また、ファーストフードやコンビニの利用も避けた方が無難です。

ストレスをためない

だれでも、仕事や家事、育児などでストレスがたまると思います。ストレスがたまると交感神経が優位になり血流が悪化し、薄毛の原因になります。ストレスがかかるのは仕方がないとしても、ストレスがたまる前にうまく発散することが大切なんですね。
たとえば、なんでも話せる相談相手を持つ、ゆっくりとお風呂につかってリラックスする、好きな音楽や映画を観る、寝る前にアロマを炊く…など、なんでもいいのでうまくストレスを解消できる方法を見つけましょう。

頭皮や髪の毛に必要な栄養を摂る

薄毛対策を行うには頭皮や髪の毛に必要な栄養を摂ることも大切です。

たんぱく質

髪の毛を生成するケラチンの主な成分はアミノ酸です。アミノ酸はたんぱく質に含まれているため、質のいいたんぱく質をとることが大切です。たとえば、卵、乳製品、大豆製品、魚類、肉類などですが、女性だとイソフラボンを多く含む大豆製品を積極的にとりましょう。中年の男性など、成人病が気になる方は肉より魚を食べるといいでしょう。

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亜鉛

髪の毛の主な成分であるケラチンを作るのにミネラルの一つである亜鉛が必要です。しかも、亜鉛はAGAの原因となるジヒドロテストステロンは5αリダクターゼとテストステロンが結合することで作られますが、亜鉛を摂ることでαリダクターゼの働きを抑えることが可能です。亜鉛を摂るためにはアーモンドや胡麻、チーズや牡蠣などを摂るのがオススメですね。

ビタミン類

また、薄毛対策に必要な栄養素にビタミン類が挙げられます。ビタミンAは血流を促進し代謝を上げる効果があります。オススメの組み合わせはお肉で、一緒に食べると髪の毛が健康になり薄毛対策につながると言われています。ビタミンAを多く含むものに、かぼちゃやレバー、にんじん、玄米、サンマ、サバなどがあります。
また、あまり聞きなれないかもしれませんが、ビタミンPも薄毛に効果が期待できます。ビタミンPは血行を促進するビタミンで主に柑橘類（オレンジやレモン）などに多く含まれます。

さらに、ビタミンB群も積極的にとりましょう。ビタミンB群をとると、髪の毛の成長が促進されます。オススメの食材は豚肉やマグロ、レバー、長芋や山芋などがあります。

寝る前にスマホやパソコンを触らない

寝る前についスマホやパソコンを触ってしまう…という方は多いと思います。特に、スマホはベッドに持ち込み寝る直前まで触ってしまう方もいるでしょう。しかし、寝る直前までスマホやパソコンなどを見ていると睡眠の質の低下につながります。
寝る前は本を読んだり、ストレッチしたり、アロマを炊いたりなどリラックスできるよう努めましょう。ちなみに、眠りについてから3時間までの間に成長ホルモンの分泌が活発になるため、最悪でも4時間以上睡眠時間は確保したいものです。

睡眠環境を整える

質のいい睡眠を取るには環境を整えることも大切です。たとえば、寝る時の服装や寝具、照明や音、温度や湿度などの環境が悪いと、睡眠の質を上げることは不可能です。明るい部屋やうるさい部屋、寒かったり熱かったりなどの環境では深く眠ることはできません。
やむを得ず騒音や明るい部屋で寝る場合は耳栓やアイマスクなどのアイテムを活用しましょう。また、枕の環境を整えることも重要です。不衛生な状態で枕を使い続けると、中でカビや雑菌が繁殖してしまい、毛穴から入ってしまうことも。
すると、毛母細胞に悪影響が及び、薄毛が進行する可能性が高いです。たかが枕…と侮らず、こまめに枕カバーを取り替えたり、枕自体を干したりすることをオススメします。

薄毛になると、男性女性、年代を問わず落ち込むものです。そうならないためにも、気づいたらすぐに対策を行うことが重要です。ここでお教えした10の対策を行うことで、薄毛の進行を止めましょう。

早めの対策によって、薄毛の進行を食い止められるかもしれません。ただ、どうしてもセルフケアで改善しない場合や原因が分からない場合は専門のクリニックで相談するのも手です。自分では分からなかった原因や対策などをアドバイスしてもらいながら、適切な治療を受けることをオススメします。