みんなが本当に気になる植毛をやってよかったメリットと、不安なデメリットの話
AGA治療は、発毛効果を実感できる治療方法とされていますが、すぐに効果が出ないという点で、なかなか髪が増えないことにストレスを感じてしまう人もいるでしょう。
効果があらわれるまでには、個人差があると言われていて、治療開始から6ヶ月くらいで徐々に髪が増えてきたかなと感じられるようです。
しかし、AGAの進行具合によっては、6ヶ月では変化があまり分からない、満足できる結果までいかないということもあります。
もっと効率よく髪を増やしたり、他の治療方法は無いでしょうか?
実は、すぐ薄毛の悩みを解消できる方法として、増毛や植毛といった施術も注目されています。
植毛ってよく聞くけど、実際どのようなものなのなんだろう?
今回は、そのようなお悩みが解消されるように、医療機関だけで受けることができる植毛のメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。
目次
増毛と植毛は違うのか?
薄毛の悩みをすぐに解消できる方法として、増毛と植毛がありますが、増毛と植毛はどのように違うのでしょうか。まずはふたつの違いから知っておきましょう。
増毛はどのような方法で行うのか?
増毛は、自分の髪に人工の毛を取り付けて髪のボリュームを増やす方法です。薄くなっている部分に、人工毛を貼り付けたり、結びつけることで、髪を増やします。増毛はエクステンションと同じと思われることがありますが、エクステンションとは目的、技術が異なるので、別の施術となります。増毛は、実施してすぐに髪が増えていると実感できるだけでなく、髪を洗ったりするのもいつも通り行えることから、注目されています。
増毛のデメリット
増毛は、普段通りの生活ができて自然な仕上がりになるのですが、デメリットもあります。それは、定期的にメンテナンスをしておかなければいけないということです。今ある髪に取り付けるので、髪が伸びてくると、増毛している部分も位置が変わってきてしまいます。メンテナンスに費用がかかる点も、デメリットでしょう。さらに、自分の髪に取り付けるので、取り付けできる部分が残されていないと、増毛できないというデメリットもあります。
植毛はどのような方法で行うのか?
人工毛を取り付けるのが増毛ですが、植毛の場合は、頭皮に直接毛を植え込んでいきます。
植え込みで使われる毛は、自分の髪の毛と人工毛があります。植毛は医療行為となることから、専門医がいる医療機関のみしか受けることができません。人工毛の場合は、移植する髪を取らなくて良いので、施術にかかる費用が安く、痛みも少ないと言われています。自毛の場合は、自分の髪を使って行うので、仕上がりがとても自然で、自分の髪として定着してくれれば、その後も新しい髪が生えてくる可能性が高いと言われています。
人工毛を植毛する場合のデメリット
人工毛を植毛する場合、自分の髪を採取しなくて良いので、施術がスムーズに行えます。しかし、人工毛を直接頭皮に植えるので、体が異物と勘違いして、植えた人工毛を外に出そうとしてしまう可能性があります。そのため、せっかく植毛したのに、毛が抜けてしまうという場合があります。さらに、人工毛は伸びることがないので、移植した部分と、本来の髪との間に差が出てしまったり、汚れが溜まりやすくなり、頭皮トラブルの原因となってしまうといったデメリットがあります。
自毛を植毛する場合のデメリット
自毛を植毛する場合、自分の髪をドナーとして採取するので、痛みがあります。また、1回で採取できるドナーは限られているので、何度か施術を受けなければいけません。自分の髪を使う植毛のほうが、施術の手間もかかるので、費用も高くなってしまいます。
人工毛でも、自毛でも、かなり自然な仕上がりになるのが植毛ですが、費用が高額といった点は、やはりデメリットでしょう。また、クリニックによって施術方法に差があるので、どのような方法で施術をしているのか、しっかり説明を聞く必要があります。
人工毛植毛と自毛植毛の特徴
ここでは、人工毛植毛と自毛植毛をより詳しくみていきましょう。
自毛植毛では、AGAになりにくいと言われている後頭部や側頭部から髪を採取します。個の健康な髪を使って、髪が生えにくい部分や薄毛になっている部分に移植していきます。自分の髪の毛を使うことから、副作用が出にくく、自然な仕上がりになります。また、定着することで、その後は、その部位から新しい髪が生えてくることも分かっていますので、薄毛を解消していけるのです。しっかり定着すれば、半永久的に効果が持続してくれるという点は、魅力的でしょう。
人工毛植毛の場合は、人工毛を頭皮に埋め込んでいくのですが、埋め込んだ毛が、異物とみなされると、炎症が起こる可能性があります。さらに、埋め込んだ毛が抜けてしまうと、再施術となり、これを繰り返すことで、頭皮が弱くなってしまうということも言われています。
そのため人工毛植毛よりも自毛植毛を推奨されるケースが多いです。
植毛の失敗事例はあるのか?
植毛には、失敗事例があるのでしょうか。ここでは、自毛植毛の失敗事例をまとめてみました。
後頭部が突っ張る
後頭部や側頭部の皮膚を切り取り移植する方法の場合、切開した皮膚を縫い合わせることになります。そうすると、縫った箇所が突っ張るといったことが起こります。これは失敗ではないのですが、数日間続くので、気になるかもしれません。
傷跡が残ってしまった
自毛植毛を行う場合、後頭部や側頭部などの髪を採取するので、採取箇所に傷が残ってしまう可能性があります。傷跡に関しては、髪が生えている状態ではほとんど目立つことがありません。しかし、ヘアスタイルによっては、傷跡が見えてしまうということがあります。傷跡にしたくないという人は、切らないで行う自毛植毛を実施しているクリニックを選ぶと良いでしょう。
仕上がりが満足できない
「仕上がりが不自然になってしまった」という失敗事例もあります。これは、自毛植毛した髪の位置が悪かった場合に起こります。生え際の場合は、毛の流れや濃さなどもしっかり見ながら植毛しなければいけませんが、これは医師の技術によって差が出てきてしまう部分です。仕上がりに関しては、事前のカウンセリングでしっかり相談しておきましょう。
また、クリニックの過去の症例も確認し、仕上がりが不自然になっていないか見ておきたいですね。
植毛したのに抜けてしまう
自毛植毛は、自分の髪がどれだけ定着してくれるのかで、その後の状態に違いが出てきてしまう施術です。どれだけ定着するかは、個人差があるので、定着率が悪いイコール失敗とは言えない部分もあります。最近は、自毛植毛の技術がかなり進化していることもあり、定着率も高くなってきているので、完全に抜け落ちてしまうことはありません。しかし、多少はそのようなリスクもあると知っておいた方がよいでしょう。
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植毛施術を受けるメリットは?
植毛は、失敗例があると聞くと、不安になってしまうかもしれません。特に、人工毛の植毛の場合は、副作用が気になりますね。しかし、自毛植毛にすれば、メリットが沢山ありますよ。
ここでは、自毛植毛のメリットをまとめておきます。
施術後のメンテナンスが不要
自毛植毛の場合は、術後のメンテナンスは必要ありません。
カツラよりも自然で外れる心配もない
カツラとは違うので、取れる心配はありません。また、仕上がりも自然で、自分の髪として扱えます。
副作用がない
自毛植毛なら、ほぼ拒絶反応は出ないと言われています。
定着すれば自分の髪が再び生えてくる
定着すれば、自分の髪が再び生えてくるようになります。技術が発達し、定着率が高くなっているので、自分の髪として再生できる可能性は十分期待できます。
植毛にはどれくらいの費用がかかる?
植毛は、保険適用外の施術となるので、100%自己負担です。そのためどれくらいの費用がかかるのか気になってしまいますね。自由診療なので、クリニックによって費用は異なります。ここでは、目安の費用をご紹介します。
多くのクリニックでは、自毛植毛にかかる基本治療費と、植毛するグラフト数で費用が決められているようです。どれくらいAGAが進行しているのかによって、植え込みする髪の量が変わります。かなり進行している場合は、それだけ費用もかかってしまうので、できるだけ早期治療が望ましいです。
基本料金の平均相場は20万円ほど、植毛するグラフト数の相場は、1株あたり800円ほどです。自毛植毛を後頭部で行った場合、およそ100万円から150万円くらいは費用がかかることになります。かなり高額な治療費ではありますが、医療ローンが組めるクリニックも多いので、支払いに関してはクリニックに相談してみてください。
失敗しないためには、クリニック選びが大切
植毛に失敗しないためには、クリニック選びが大切です。
専門医の経歴や、これまでの植毛件数、年間実績など、公式サイトを確認しておきましょう。
また、実際にその先生が施術を行った症例写真や、口コミといったデータも一緒に確認しておくことで、安心して施術を受けることができます。
無料カウンセリングを行っている場合は、一度相談してみて、メリットとデメリットを丁寧に説明してくれるか、不明点をしっかり説明してくれるかといったことを確認してみてください。
まとめ
AGA治療の中でも、すぐに髪が増やせると言われている植毛についてご紹介しました。 AGA治療の第一選択肢は、飲み薬や塗り薬となっていることから、植毛はAGA治療の中でも、最終手段になると言えるかもしれません。 高額な費用がかかってしまいますが、どうしても早く髪を増やしたい、しっかり効果が出る治療がしたいという場合は、植毛も検討してみるとよいでしょう。
まずは、ご自身の状況を知るために
AGA専門医のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。