AGA治療を行っているクリニックで、返金制度を設けている場合、一定の条件を満たしていなければ返金の対象外となってしまうようです。 条件は各クリニックで異なるものの、当てはまらなければ返金保証を受けられないということになるので、治療を開始する前に、返金制度の詳細は確認が必要でしょう。

例えば、あるクリニックの場合、薬の種類と治療期間、そして写真による経過観察の項目で、対象と認められれば返金されるというシステムでした。

AGA治療で効果が出ているか見極めるためには、最低でも半年以上かかるといわれています。そのため、半年から1年以上の治療を受けても、改善が見られない場合は、返金制度の対象となるケースが多いです。写真撮影をしていますので、本人が生えてきていないと思っていても、写真で変化が少しでもある場合は、効果がないことにならないといえるでしょう。このあたりが、返金制度で誤解を生みやすい部分です。
返金制度の利用には、条件があるということを忘れないでくださいね。

返金制度を設けるクリニックが増えているのは、少しでも早く治療したほうが、進行を止めることができ、早期治療が可能だからです。クリニックに行くか、行かないか悩んでいる時もAGAは進行しています。そのため、受診の壁を低くするためにも、返金制度を取り入れているといえるでしょう。
しかし、返金制度があるということは、効果がない人もいるのではないか？実際に返金制度を使った人もいるのではないか？そのような疑問も生まれます。AGA治療は効果がないことがあるのでしょうか？

そもそも、AGAの治療とは、乱れてしまったヘアサイクルを正常に戻していくこと、そしてヘアサイクルを正常にすることで、進行をストップさせて新しい髪が成長するのをサポートしていくという流れがあります。
そのため、薬を飲んだり塗ったりしても、すぐに効果が出るものではありません。多くの人は、AGA専門クリニックに行けば、すぐに髪が生えてくると思っているようですが、最低でも半年以上は治療を続けるつもりでいるほうがよいでしょう。
早い人は、3ヶ月ほどで変化が実感できるといわれていますが、大抵の場合は、半年から1年、長いとそれ以上で満足いく結果になったという声もあります。AGA治療で効果がなかったという口コミがあるのは、途中で治療を諦めてしまう人がいるからです。
治療そのものに効果がないのではなく、治療にかかる時間が長くて挫折してしまったり、費用面の負担を感じて途中で辞めてしまうということが多いです。継続していれば、結果が出た可能性はあるため、中断してしまうのは残念ですね。

AGA治療の方法は、主に投薬治療が行われています。投薬治療はAGA治療の中で、最初に選択されることが多く、治療費用も一番負担が少ないとされる方法です。外用薬や内服薬を用いて、薄毛の進行をストップさせていくことと、発毛促進を同時に進めていきます。症状によって、薬の組み合わせは変わってきます。

AGA治療では、どのようなお薬が使われるのでしょうか？
主に使われているお薬を簡単にご紹介します。

ミノキシジル

ミノキシジルは、発毛を促進させる薬です。毛母細胞という髪を成長させる部分の活動を活発化させることができる成分なので、髪を育てるように働きかけてくれます。

フィナステリド

フィナステリドは、髪が抜けてしまうのを防ぐ働きがあります。AGAの原因は、男性ホルモンのテストステロンが関係しているといわれているのですが、このホルモンの働きを調整し髪が抜けにくくなるように働きかけるのが、フィナステリドの役割です。他に、デュタステリドというお薬も同様の作用があるといわれています。

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発毛を促進させるお薬と、脱毛を防ぐお薬を使うことで、AGAの症状を抑えながら、新しい髪を育てていくというのが、基本治療になります。しかし、これらのお薬には副作用があるため、副作用によって治療が続けられないという人もいるようです。
副作用が出てしまった場合は、他のお薬に変えてみることや、頭皮に直接薬剤を注入する治療法を検討するなど、いくつか方法はあります。治療ができなくなるというわけではありませんので、まずはお医者様に相談してみてください。

AGAの治療には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか？返金制度があっても、始めは治療費を支払いしなければいけませんので、不安がありますね。
保険適用外となっていることもあり、高額な治療費がかかるのではないか…と気になるところですが、実は月額3,000円くらいから治療ができます。

処方されるお薬の内容によっても異なりますが、ジェネリック医薬品も登場していることから、以前よりもAGA治療が受けやすくなりました。
自由診療ということもあり、クリニックによって治療費は差があります。できるだけ安く安心して治療を受けられるクリニックを探したいですね。

目安になりますが、飲み薬と塗り薬を合わせると、毎月20,000円くらいはかかります。これを半年間継続するとなると、120,000円なので、決して安い金額ではありませんね。しかし、ずっと悩み続けることを思ったら、思い切って治療をやってみて、「半年経過しても何も効果がないなら、返金制度を申請しよう」と検討してもよいのではないでしょうか。

AGAの治療では、返金制度があるかどうかよりも重要なことがいくつかあります。
返金制度ということにこだわってクリニック探しをするのではなく、下記の点に関してもチェックして治療を受けるクリニックを探してください。

クリニックの実績を確認しよう

返金制度があることよりも、そのクリニックに通ったことでどれくらいの人が結果を出しているのかということがとても大事です。クリニックのホームページでは、症例写真やどれくらいの人がどれくらいの期間で発毛効果を実感しているのかといったことを紹介しています。開業して間もないクリニックに比べれば、長年AGA治療を行っているクリニックのほうが、実績は豊富といえるでしょう。実績があるということは、それだけ沢山の症例をみてきているということになります。ひとりひとり症状には違いがあるので、より多くの症例に対応していて、それぞれにあった治療法を提案してくれるクリニックが安心です。主治医の先生の経歴も確認しておくとよいでしょう。

治療方法が豊富にあるか

AGAの治療を行っているクリニックは増えていますが、投薬のみというクリニックも多いです。特に一般皮膚科の治療の場合は、AGA専門クリニックではないため、投薬のみとなるでしょう。AGAを専門にしているクリニックでは、クリニックオリジナルの商品を販売していたり、お薬もオリジナルのものを用意しているなど、治療方法にバリエーションがあります。オーダーメイドに近い、治療を行ってくれるクリニックのほうが、より自分に合った治療法を受けることができるでしょう。投薬と併用することで、早く結果を出せるようにしているクリニックもあります。

料金を確認し続けられるクリニックを選ぼう

AGAの治療には、時間がかかります。最低でも半年は続けなければいけません。これは返金制度がある場合でも同じです。最低半年は続けないとこの制度も使うことができませんので、半年続けられる値段なのかという点は重要です。AGA治療については基本的に健康保険が適用されない自由診療のため、治療費はクリニックごとに異なります。同じ治療であっても、治療費は大きく開きがあるため、よく確認しておきましょう。治療費は、細かく記載されているクリニックもあれば、そうでないクリニックもあります。カウンセリングを受ける際は、しっかり確認しておきましょう。特に注意したいのは、コースやセットでの価格です。万が一、途中で治療を中断した場合、消化されていない分がどうなるのか、中途解約金は発生しないのかを確認しておきましょう。

通いやすいクリニックなのか

AGA治療は、1回クリニックに行けば終わりではありません。先程も述べていますが、半年以上継続が必要です。お薬は基本的に月1回もらいにいくことになるので、診察も月1回ということになります。忙しくてなかなか通えない人は、オンライン診療を取り入れているクリニックなどを選ぶと続けやすいでしょう。定期的に診察してもらうことで、よりよい治療方法に変更していくことができます。土日診察している、夜遅くも診察しているというクリニックは利用しやすいです。自宅から近い、会社から近い場所にクリニックがないという人は、交通費補助や宿泊補助があると助かりますね。

AGA治療で返金制度がある理由や、クリニックの選び方をご紹介しました。治療を検討しているけれど、まだ不安がある…自分も効果があるのだろうか？と悩まれているなら、まずはカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
AGA治療のクリニックでは、無料カウンセリングを行っていることが多いので、カウンセリングで頭皮の状態などをしっかり見てもらい、診断してもらうとよいでしょう。治療に関する不安なことや疑問なども、カウンセリングを受けることで、解消されますよ。